第8話 『反逆罪』だよ❗❗

「ゥ…ぐ、ぐ、ぐゥ………」

 だが、それは運ぶと言うよりズルズルと引きづって行くような感じだ。


 ボクは悲鳴を上げるように呻いた。


 背中が痛くて堪らない。

 たぶん、キズだらけだ。



「もォ~……、あんたたちィ~❗❗

 しっかり運びなさいよォ~!!」

 Tiaraが声を荒げるが、他の二人は全くない言う事をきかない。



「だって、アリス❗ マジカル スティックより重たいモノ持った事ないモン❗❗❗」

 唇を尖らせ、不満タラタラだ。



「そうよ! 男なんてかくまっているのが、バレたら『反逆罪』だよ!!」

 アンが眉をひそめた。


 

『な、な……、なァ~ー……』

 反逆罪って……

 何だ。それは……

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