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目次
31.夜半のメモ
人はふれてこない
輪郭を撫でる微風がある
忘れ物して
受講した
教室
窓があいて
あそびに気流くる
寝室に
だれも気づかない
ちゃんと持ってきたときと
おんなじだ
昼休み
腰をおろしたベンチが濡れていた
そうか 木陰にかくれて
夜半が忘れていったメモなんだな
それを知っているのは
寝室にからだを忘れてきた
きょうの私だけの特権
微風が輪郭を撫でる
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