ちびのショートショート

@mountainNOHALA

研究

エル氏は研究に打ち込み、その成果がやっと出ようとしていた。彼の研究道具は一つの小さな機械だった。何十年前のことだか、一つの小さな機械の中で膨大な研究ができるようになったのである。その小さな機械はすぐ発売中止になった。ところがエル氏はある骨董屋でその機械を手に入れたのである。何処からか声が聞こえてくる。

「あなた、またあの子はゲームをやっているのね。ちょっと取り上げてきてちょうだい。」

たちまち、エル氏は小さな機械の電源は無理やり落とされ、取り上げられてしまった。

その小さな機械は何しろスパイが研究するように塗装されてたのだから。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る