第7話 お茶と時間
海外で公園に行くと、その場所にいる、ただそれだけのことを楽しんでいる方がたくさんいます。
一方、日本の公園では、何か目的があってそこにいる方が多いように思います。
例えば、犬の散歩とか、ダイエットのためのランニングやウォーキングとか。
公園が西欧の文化であると言ってしまえばそれまでの話なのですが、どうも日本人は、公園を楽しむ「余裕」のようなものが無いと感じます。
ゆったり流れる時を楽しむ。
流れる雲を眺める。
水面に浮く水鳥を目で追う。
これはお茶の時間にしても同様で、お茶を頂くまでの時間を楽しむ、お茶を点てることを楽しむ、お菓子を楽しむ、お茶の器を楽しむ、お茶の香りと味を楽しむ、余韻を楽しむ、そういうことをしていいと思うのです。
もちろん、日本文化には茶道というものがあって、そこでは洗練された形でそういうものが大事にされているのでしょう。
でも、時には、気楽に楽しむお茶に十分時間をかけ、肩ひじ張らず楽しんでもよいのではないのでしょうか。
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