続いて12作目は、桜井今日子先生作、『seasons -her name- 』です。

こちらの小説も大人の恋って感じですかね。

ただ、主人公である佐藤さんは想いを伝えることに躊躇しているみたい。

まだまだストーリーは続きそうです。

さて、肝心の小説内容についてですが、周囲の状況をその雰囲気になぞらえて描写するのがとても御上手だと感じました。特にバーの様子を描く場面が良かったです。

彼女にとって自分が一番の存在ではないことなんて分かっている。なのに俺はまだッ・・・

この主人公はそうとう葛藤しているようですね。このような恋が最も自分を揺さぶるものなんでしょうね。僕の出会いは高校で、このようなオフィスラブとはかけ離れていますが、それでも主人公の苦悩が心に染みる素敵な小説です。

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