第20話.男の子との会話

そして、男の子と話す。






「兄ちゃん、どうやって入ってきたの?」






霧河は、金属の棒を取り出し、


「あ~、コレ使って」と言う。


「ふ~ん」






「でも、絶対、真似しちゃダメだよ!!!それと、俺の事も、


たとえ親だろうと、他の人には言っちゃいけないよ!!!」


「は~い」


「ありがとう!!!」






「この部屋を見ても分かるけど、君は戦隊ヒーローやアニメが


凄く好きなんだね!!」


「うん!!」


「やっぱりね!!そうだよね~!!」


「でも、兄ちゃんさ、一体何者なの?」


「俺?俺はね、〝サンタクロースパイ〟さ!!」


「ロース・・・パイ・・・何か美味そうな響き!!」


またさっきと同じ事を言われた。しかし、


二度目はズッコケはしても、驚いたりはしない。






「そ、そうかな?(笑)でも、俺の事は、


絶対、たたえお父さんとお母さんには言っちゃダメだよ!!!」


「うん!!!」

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