クルマの寿命

　個人的にはクルマの寿命って無いと思う。その気になれば大木に押し潰されたクルマだって直せない事は有りません。パネル１枚、ミラー１個からでも直らない車なんて無いんですよ……みたいな事をどこぞのボデーショップさんが言ってました。実際にホワイトボデーって言ってクルマの土台であるモノコックボデーも部品で出ますから、登録の事を考えなければ部品だけ買えば新車を組めます。


　車体番号が無いと登録は出来ないけどサーキットなら走らせる事が出来る。


　ちなみに、走り屋に人気があるAE８６を部品を買って組んだらいくらかかるかを見積もりだけ遊びで出したら５００万円を超えました。２０年以上前の話です。


　金さえ出せば全部部品を注文して今乗ってるクルマを新車にするって事は可能なんだけど、コストの問題で現実的には無理。出来たとしても下取り価格に反映されるわけでもなければ価値が上がる事も無い。下手すればフレーム交換歴有りの事故車扱いされて下取り価格が下がってしまう。


　たとえば、中古で２０万円で買えるクルマのエアコンが壊れたらどうするか？


　直すとなれば場所によるけど１０万円以上かかる。しかも傷んだのが配管関係だったら直した個所以外の配管も劣化しているからモグラたたき状態で漏れたり破裂したりする。一時的に直っても古い車に間違いは無い。それなら直さずに買い替えてしまおうとする人が多いのではなかろうか。そう思うんだけど、どうだろう。


　VZV10系のウィンダムなんか『ライトのレンズが曇って格好悪い』なんて理由で買い替える人が多かったなぁ。トヨタのライトって１０年を過ぎたころから妙に曇る。これを整備士連中は『白内障』って言ってたんだけど、私たちの地域だけかな？


　最近のクルマはクルマ本体よりも、エアコンとかの装備品が壊れる事が買い替えのきっかけになる様な気がするなぁ。てなわけでエアコン繋がりでこちらをどうぞ。

　https://www.youtube.com/watch?v=GihGDe2v8aA


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