第7話くつ
どこにでも行けるくつあるという。
そのくつは人の人生を食って進む。
残り時間の少なさを感じた。けれど後悔はない。
前人未踏の地を見れたのだから。
これが人生の意味なら惜しくはない。
気がつくとくつは風に解けていた。
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