セイレム、クリア
今回は英霊剣豪に比べれば多少は楽だったかもしれない。特殊スキルなどに悩まされることは魔神柱戦やアビゲイル戦以外にはなかったし。だがこのセイレム、サーヴァントが「能力弱体」と表記されている時はレベルが半減された状態になり、HPやATKも減退していた。敵のレベルも併せて落ちていたので即座に危機に陥ることはなかったが、いつもの感覚でやると容易に倒せないことにイラつくことが多々あった。第8節ではボスクラスと戦うことになったが、最終戦を除いてやはり半減状態だった。お蔭で魔神柱ラウム戦では全滅してしまった。
ではその魔神柱ラウム戦について。
ラウンドは2つ。1ラウンドの敵はバーサーカーとアサシンのクラスの三体。2ラウンドはラウム一体でクラスはアサシン。
バーサーカーのHPは低かったのでフォーリナーに頼る必要もないと判断し、サポートも含めて全てキャスターで編成した。ただ半減状態だったので不安ではあった。
先発はダ・ヴィンチ、ニトクリス、サポートに三蔵ちゃん。控えはオケアノスのキャスター、ジーク、キャスギル。1ラウンドはニトクリスのスキルで一気にNPを溜めて初撃で宝具を発動。瞬殺した。そして2ラウンドだ。流石にゲージ2つ、HPの合計が50万を越える敵を半減状態の戦力で倒すのは苦しかった。しかもこのラウム、やはりというか色々と嫌なスキルを使ってくれた。特に「呪い」、地味にHPを奪われ続け、結局これが効いて全滅してしまったのだ。一応、三蔵ちゃんとオケアノスのキャスターは弱体化に対抗するスキルを持っていたが、今一つ効果がなかったように感じた。感じただけかもしれないが。ま、ともかく一回コンティニューとなって、後は宝具の連発で仕留めたが……令呪を三画使ってしまった。よって三日間中断となった。
この間、2部1章の続きをやった。16節まで進めた。
3日後、令呪の回復を待ってセイレムを再開。第8節の残り2戦、アビゲイルとの戦いだ。これ以前も彼女と戦ったことがあるが、その時はゲージ一本のブレイクで終了だった。楽とはいかなかったが、何とかなった。
――で、最終2戦の1回め。敵はアビゲイルの前に1ラウンドでアサシン三体、2ラウンドでキャスター一体、3ラウンドがアビゲイルだ。編成は先発でマシュと沖田オルタ、サポートにパッションリップ。沖タとパッションはアルターエゴで全ラウンド攻撃面では有利を取れ、アビゲイルには完全に有利だから選んだ。マシュは防御担当、自分の持ち駒の中で、対ボス戦では欠かせない。控えはメカエリチャンとイシュタル(ライダー)とメイドアルトリア。ライダー勢は2ラウンドで危なくなった時の保険として配置した。
或いは全滅の可能性もあるかと覚悟して臨んだが、アビゲイルのHPは一度で5万程度だったので何とかなった。但し四回倒す必要があったけど(HP0になると全回復するが、四回倒すと終了となる決まりだったみたい)。ノーコンティニュー、一人も倒されることなく終わったのも意外だったが、アビゲイルがゲージMAXになっても宝具を使わなかったからだろう。もし宝具を使われていたら……ヤバかったかもしれない。
尚、パッションリップのスキルに弱体化解除があることに初めて気づいた。この
そして最終戦、2ラウンド制。1ラウンドはキャスタークラスの二体、2ラウンドはアビゲイル一人だ。先発はイシュタル(ライダー)、マシュ、サポートにメルトリリス。控えはメカエリチャン、アルトリアオルタ、沖田オルタ。サポートはパッションリップにしたかったが、何度更新しても出て来なかった。だがメルトリリスがいたので彼女にした。
イシュタルは1ラウンド対策、アルターエゴ勢は対アビゲイル決戦編成、マシュは勿論防御の要。1ラウンドはほぼ思惑通りにいった。逸早くイシュタルのNPをMAXに持っていけたので、宝具で一気に殲滅できたのだ。
――で、2ラウンドだ。オーダーチェンジでイシュタルと沖田オルタを交代(因みに沖タは
相性有利とは言え圧倒することは叶わなかった。流石はラスボス、容易ならざる敵だった。チャージ減少で宝具発動を何度も阻害されたし、スタンをかけられて行動不能にさせられたのも何回か。また今回はラストなだけあって宝具を使ってきた。当然か。アビゲイルの宝具は回避や無敵で凌ぐのが不可能だった。マスタースキルのスタンで一度は妨害したが、次のターンで喰らうのは避けられなかった。よって如何に弱体化するのかが肝になったが、自前のサーヴァントにはそんなスキルはない。マシュの宝具とスキルで防御力を高めはしたが、どこまで効果があるのか不明だった。メルトリリスのスキルに宝具の威力を下げるのがあったので発動させてはみたが、これもどこまで効果があったのかな? マシュが喰らってやられてしまったのだ。1万くらいHPは残っていたが、それくらいは削られるということか。
防御の要は失ったが、この後メカエリチャンが出て来て攻撃力は上がった。後はひたすら殴り続けるだけ。相性有利なので耐性も上がる。それでも様々なスキルで邪魔をされたせいもあり、簡単には倒せず、最後はメカエリチャンの宝具を絡めたブレイブチェインで何とか倒せたが……危なかったな。20ターンもかかったのでホント疲れた。とは言えノーコンティニュー、全滅せずに済んだので満足とする。
では物語やキャラクターを振り返って。
この物語、ラウムが真実から目を逸らし、虚構を重ねることにより人類を救済(人理の焼却が救済になるということ。何なんだと思う)しようとしたものとなるのだそうだ。人間の姿をとっていたせいもあるが、結構人間くさい性格になっていたように感じた。ラウムが乗っ取った人間体はランドルフ・カーターという男の肉体だが、この人、ラヴクラフト(クトゥルフ神話体系の創始者)の小説に主人公格として度々登場する人物だ。クトルゥフ神話はラヴクラフトの悪夢が元になっていると言うので、カーターはラヴクラフトの分身と言えるのだそうだ。
ラヴィニアはラウムに無理やりセイレムに連れて来られた魔術師一族の一人。自由を奪われ、役割を強制されていたが、自分の意志はあったようで、最後にラウムに一矢報いた。だが何とも遣る瀬無い気分にさせられたのは、死が避けられなかった運命にあったこと。アビゲイルとの別れのシーンは胸に迫るものがあったな。
アビゲイルはラウムが人類の救済を成し遂げるために、外宇宙の存在を降ろそうとすべく選び出した巫女のような存在になる。彼女自身、その存在(クトルゥフの神々になるのか)を呼びだす門の鍵になるのか。いや、門を開く鍵を使役する能力があるということかな。
「アビゲイル・ウィリアムズ」という名の女性は実在したようで、13植民地時代のアメリカで起こったセイラム魔女裁判の最初の告発者の一人になる。魔術師の疑いを持たれた150人以上の無実の人々の逮捕と投獄に関与した女性なんだそうな。この史実からしても、本質的に罪を孕んだ少女として設定されていたみたいだ。最後には自分を取り戻したカーターと共にどこか彼方の世界に旅だったようだが、彼女の行く末に幸はあるのだろうか――などと思う。幕間があるそうだが、そこで何か描かれているかもしれんな。自分の所にはアビーはいないので分らん。
この物語を経て、アビーがますます欲しくなったが……なかなか召喚に応じてくれなくて……
オケアノスのキャスターとミドラーシュのキャスターの真名が判明した。
ミドキャスの方はだいたい分っていたが、オケキャスはまるで分らなかった。メディアと関係ある人のようで。
ミドキャスはソロモン王との深い関係があったあの人、1部で出て来てたって不思議でない人だと思う。カルデアの観測レンズの名はこの人から来ていたそうだが、気づかなかった。
二人とも自分のところに召喚できているので、今回のクリアで幕間もできるようになった。早速やってみることにするか。2部の続きはその後にするが、次のイベントが目前のようで、しかも今回は自分にも参加資格があるみたいなので、だから2部はまた中断かな。
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