現れない天使

「なあ知ってるか?」


「何を?」


「子供の頃よく行った駄菓子屋があるだろ?」


「ああ、割りと駅に近い所にあるな。」


「そうそう。そこな…呪われているらしいんだよ…」


「どういうことだ?」


「あの駄菓子屋な……。」


「……ああ…。」


「ここ20年、金のエンゼルが出てないらしい…。」


「……。」


         完

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る