第615話 ウォンの誤算……(9)
でも? そんな彼でも。
『わぁ~。いいな~。カッコイイ~。カッコイイな~。僕の見るアニメやマンガ、ライトノベルに出演するヒーロー達……。僕もそんなヒーロー達のようになりたい。なりたいよ~。いくら僕がこんなひ弱で、大変に苛めな、立場、所業に遭っている。遭っている僕だとしても……。異世界にいけば。僕を苛めてきた奴、奴等を見返すような男(ひと)になることが可能……。可能だと思うから。僕は異世界転移、転生をして、自分自身の今迄の生い立ち、人生をリセットして、ヒーロー達のような勇者! 英雄! 王さま! 皇帝になり。未来永劫語り継がれるような英霊さまになりたい。なりたいよ~。異世界転移や転生を経由してね~。特に今は、最強のスキルがない。ないヒーロー達の物語が僕の産まれた世界、日本で流行り。流行っているから。僕のような力も武も無い。持たない。軟弱、弱々しい者でも。異世界転移をすれば大活躍──! 大活躍をしてヒーロー達のようになれる。振る舞えることが可能な気がする。気がするから~。あああ~、僕の許にも女神さま、精霊さまが現れないかな。こないかなぁ~』と。
彼、健太が思っていると。
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