第601話 ウォン対ハーフエルフの兄弟(10)
だから此の国の女王アイカの義理の母と言うのは、彼女──。
そう、女王アイカの義理の母と言う役柄、立場は……。
彼女の父の愛人、側室だったから。死んだ母の代わりに、妻として向かい入れられた訳では無く。
女王アイカの父や母……。前男王や女王が他界しても。自分達の娘であるアイカとエリエの身の上……。二人の娘のことを宜しく頼む。頼んだと、ジャポネの女王であるシルフィーへと、子供達の将来と此の国のこと、行く末を宜しく頼むと託しただけなのだ。
でもね? この件、このこと、出来事、約束に関しては、女王アイカも知らない。知らないのだ。
だから以前……と、いうか?
健太とウォンのウルハをかけた対峙と対決の時に、シルフィーが妻として健太と交わり。蘇生魔法で、彼女の夫である健太を冥府、死地から蘇らせた行為と行動──。
此の国の女王アイカの夫でもある健太が起き上がる瞬間を彼女が見て、不快感と猜疑心を募らせたことがある。
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