第553話 女神様は? 日本の近代的魔法道具に驚愕……(51)
だって彼女は、自身の主に、『痛みが和らいだ』と、告げられると。直ぐに、彼女の大事な彼の傷口……。
そう? 美と時の女神シルフィーが吸血鬼の如く振る舞いで噛みつきつけた傷を確認──!
すると? 今の今迄出て垂れていた筈の血……。
そう? 彼女の大事な主の首から流れていた筈の血がとまっていることに気がつく。
(……ん? あれ? 私(わたくし)の王子さまの血がとまっているだけではなく……。傷も塞がっている……どころではない? 元々傷などない状態へと戻っている……。ど、どうして……?)と。
美と時の女神シルフィーは、鮮明に流れていた血がとまっていることに驚愕するだけではなく。自らが健太の首へと歯を立て、噛みつきつけた傷が完全に消去……。
そう? 自分の大事な王子さのしなやかな首から無くなっていることに、只々驚愕──!
沈黙をすることしかできなかった。
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