第521話 女神様は? 日本の近代的魔法道具に驚愕……(20)

 でッ、自身の健太(王子さま)から? オーブンレンジの使用の仕方を、自身の心を躍らせて……。


 そう~? ワクワと好奇心を募らせながら聞いていた美と時の女神シルフィーなのだが? 健太(王子さま)の説明を聞き?


(私の王子さまが今説明をしてくれた。『時間!』とは何だろうか~? それに~? この魔法の箱に記載してある文字は? 私では読むことも不可能……。何が記載しているのか? 全く私には理解ができない……)と。


 彼女は心の中で思う。


 そう~? 美と時の女神シルフィーは~? この世界……。日本で産まれ育った民ではないので、日本の文字が理解できない。


 まあ、ごく当たり前のことなのだが。


 だから彼女は~? 自身の王子さまの背から?


「あなた~? 私は~? この世界の住人ではないので~。この箱型した魔法道具に記載されている文字を読む事ができません……。それと~? 『時間』とは何でしょうか~? もしかして~? 『時間』とは時の刻のことでしょうか~? 私の住み暮らす世界は~? 時の刻を細かく記載表示をする技術や文字……。言葉はないのですよ……」と。


 美と時の女神シルフィーは? 幼い健太が理解しがたい難しい台詞を不満のように問いかけながら漏らす。


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