第453話 出逢い……(10)
と、なれば? エルフの美しい少女は、男の子の問いかけに対して答える術がないから。彼女は男の子へと沈黙を続けるしかないことになる。
う~ん、でもね~? 直ぐに二人の間にできた沈黙が崩れ去るのだよ。
だって~? 男の子がエルフの美しい少女へと優しい笑みを浮かべながら声をかけるから。
こんな感じでね~?
「大変に美しくて神々しいお姉ちゃんは~。天使さまなのかな~?」
と、問いかけてくるから。
今迄男の子……。
そう~? エルフの美しい少女と年齢を見比べてみても? どう見ても? 彼女よりも年下な男の子……。
その子と見詰め合うだけで沈黙を続けていたエルフの美しい少女なのだが?
自分のような卑しい身分の者に対して年下な男の子は~? 媚び諂い。作り笑いをしながら、美しい彼女の御機嫌取りをしながら肢体を求め──貪る大人の男達とは違う。屈託のない笑み……。
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