35話①
僕は前に見えるメイドの大群を目掛け小走りで追いかけたふぅ追いついたと少し息を入れるとまもなく
「ってなんでリグルさんがここにいるの?」と声をかけられ息を整えながら声のするほうを見ると僕の同僚のメイが不思議そうにこちらを見ていた
なんでってメイドの研修だよね
そう問いかけると「まぁそうなんだけどさ」とやれやれと言う表情だ
そんな表情を見て「えっどうしてもしかして僕パラレルワールドにでも…」そんな素っ頓狂な事を言っていると違う違うなんでこっちに来ちゃったのか聞いてるの?と聞かれ少し反応に困って「だってメイドの研修ってメイちゃん達と一緒だよね?」と聞いてみるとまたもやれやれといった感じ
へぇ〜あなたメイって言うんだ僕とメイで問答をしてると会話にすっとアイコちゃんが入ってきた
「えぇ〜知らなかったの私アイコちゃんのお世話係なのに?」
「うん知らなかった」少しツンとした表情で話すメイさんとアイコちゃんを眺めながら状況を考える事数秒
その僕の顔を見てやれやれとした表情を見せたメイは
1から話してくれた
ねぇリグル前提の話をするけどさリグルってメイド長でしょ?
えっそうなの!
えっもしかして気づいてなかった!?
うんだって聞いてないし
はぁ良く考えて
デイル様の料理を毎日決めてるのは誰?
僕ですよ
デイル様にお茶を入れたりサポートしてるのは?
僕です
(あれもしかして僕本当にそうなのかも)そんな考えが頭を過ぎり
メイはやっと気づいたかと言うような表情を浮かべていた
リグルはメイドから→メイド長へとランクアップしていた
えっとメイド長の研修部屋ってどっち?
あっち
ごめんありがとう!
いいのいいのじゃあ頑張りなよ〜
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