28話③
スタスタスタ徐々に足音が大きくなる
こっちに近づいてくる
グッ
より一層刀を握る手に力をいれ構えた
スタスタスタ
……アンタは
えぇ〜〜〜
えっと大丈夫ですか?
…やっと
えっ?
やっと逢えたねお兄ちゃん
えぇ〜〜〜
もしかして…覚えてない?
も〜確かに結構時間立ったとはいえ私は悲しいよ!
えっともしかして……香華!!
アンタがなんでここで?
それはこっちのセリフだよ
なんでこんなところにオルトロス君がいるんだ?
それはアンタの方こそなんでなんでデイル、アンタがいる!
まぁなんで君たちが居るのかは置いといて随分と警戒心が足りなさそうだね?
あぁ今日は半分休みだったからな
ほぉ〜半分休みね……
アンタこそなんで……まさか!
あぁそのまさかだよ
この森に魔女がいるんだ
丁度いい君たちにも手伝って貰おうかな?
いや……まずい…
どうしてだい?
さっきあの嬢ちゃんが森の中に入っていった
もしかあの嬢ちゃんってリグルの事じゃないだろうね!
いやそのまさかだ
どうしてこんな所にリグルがそれに何をやってるんだい!
すまねぇデイル様こんな所に魔女がいるとは思わなかったあの時もっと……
今更言っても仕方ないよ
リグルがあの森の中に…
よし私は今から森にリグルを助けに入るとするよ
いや辞めといた方がいいぜ、これから日が暮れ始める夜の中森に入るのは危険すぎる
だがリグルが心配だ
それにアンタもここにいるやつもこの森に詳しくない
でもそれはリグルも同じことだろ!?
俺の部下が森に入った見つかるのは時間の問題だ。
君の部下が入れるなら私も!
よく考えろ俺達は獣人族だ暗闇はなんて事ないだがアンタは悪魔基人間だ森に入るのはおすすめ出来ない!
━━━━━っん
分かったろなら朝までここで待つのが得策だ。
おい焚き火の準備をしろ!
はいオルトロスさん
リグル……きっと見つけ出すから待っていてくれ……
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