恐怖

蝕まれていく。


徐々に徐々に。


一部だったそれが、私の体に広がっていく。


顔に、お腹に、胸に、足に。


まだ広がるのだろか。


苦しくて。苦しくて。


そして、怖くて。


どこまで広がるのだろうか。


どこまで蝕まれていくのか。


そんな私でも、君に会いたくて。触れたくて。


愛おしさに負けて。触れる。


そして後悔する。それが君を蝕んでしまう。


大切な事を。大切な人を。私は。




最初に蝕まれていたのは、心だったのだろうか。

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