顎が外れたぁぁぁぁ!
2018/09/11
と言ったのは、うちのお母さんで、昨日のことです。
以前も外れたことがあって、もう歯医者が終わってる時間だったので救急へ行き、外科の先生に診てもらったけど、入らなくて、痛み止めだけもらって帰り、朝には元に戻っていたので良かったんだけど。
昨日歯医者へ行って「顎が外れてる。右上の差し歯も外れそう」と先生に訴え診てもらう。その間、わたしは死にかけてました。何故かというと、母の病気のことも心配だけど、母の口の中の問題が一番大変なんですよ。
もう無理、ムリムリムリムリ……支えきれない、もう息が苦しくなるくらい落ち込みました。また始まった、地獄が始まった、神様助けてください、そんなことばかり思っていました。
「顎は元の位置に戻ってますし、差し歯もグラグラしてますが外れてませんよ。今日は何も治療することはありません」
へ?
良かったぁ。もう少しでわたしが倒れるところでした。なんかね、ちょっとしたことが不安になり、特に母の口の中のことはそうなるんです。
でも帰ってからも「わたしはもう何も食べられないかもしれない」とか言うんです母が。
「顎は外れてないよ、昨日あくびしたからガクッていったから炎症起こしてるから、しばらくすれば普通に食べられるようになるって先生言ってたよ」
「顎はまだ外れてる、おかしい、もう流動食しか食べられない」
はぁぁぁぁぁ?母の言葉はわたしを地獄に突き落とす!どうしよう、食べられなくなったらぁぁぁ!
その夜、夢を見ました。何処かの病院でわたしが監禁される夢を。だけどそれでもいいと思いました。母の苦しみはわたしの苦しみ、監禁されこのまま殺されてもいい、地獄から抜け出したい!
わからないでしょうね。もう十年近く母と24時間病気のことで、付き添ってるのです。大変とかそんな言葉では言い表せないのです。
今日は朝からなんとか普通に食べられるようになってました。でもまだ違和感はあるとのこと。
食べることが人間は一番大事で命に関わるのだから本当に失神しそうなくらい心配になるのです。
慌てて歯医者へ行ったので、家で着ていたTシャツの上から、もう一枚Tシャツを着ていたのを、帰ってから気がついたほどです(笑)
ドキドキの介護生活。食べられる幸せを母から奪わないで欲しい。普通にといっても、柔らかいものしか食べられないのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます