第5話 果てしない日常への応援コメント
人畜アイドルの肉を食べ、友達がゴールデンレトリバーや四肢切断した弟と結婚するような世界でありながら、クラスメイトのゴリラが死んだら机に花瓶を置くぐらいの哀悼の意を示すくらいの感覚は残っているんだなぁ。
現実の常識の徹底的な相対化が図られたささやかワールドにあって、これはわずかに残された良識なのか、はたまたただの気まぐれなのか、みたいなことを考えました。
作者からの返信
読了ありがとうございます。
それは非常に面白いご指摘ですね。正直なところ、作者として明確に意図したわけではないのですが、私としては前者であると解釈致します。
というのも、本作においては、人間を家畜の地位まで落としたり、他の生物等を人間と同等の地位まで引き上げたり、兎にも角にも人間とその他を等号で結びつけておりますが、たとえば1話で満果は伴侶の死を悼んでおり、生き死にに関して我々の良識に近いものを維持しているからです。
このことからすれば、クラスメイトが亡くなった際、その死を悼み、花を備える行為が良識の範囲内に存在していることは相当だと思慮致します。
なお念のために付言しますと、以上の解釈は私個人のものであり、異論がある場合にそれを否定する趣旨ではございません。
と、いうのが回答になります。
第5話 果てしない日常への応援コメント
すごいなぁ、深夜なのにイッキに5話まで読んでしまいました。
内容はとてもダークなのに、なぜか常に明るいパステル調の情景が浮かんでる、不思議なお話でした。
ああ、こりゃ今夜は寝付けそうにないです。
作者からの返信
深夜にそこまで読んでくださり本当にありがとうございます。読者の心に残るものを書けたらいいなと思っておりますので、そう言っていただけて大変光栄です。
私としては、寝不足によってととむん・まむぬーんさんの本日の活動に支障が生じていないことを願うばかりでございます。