第7話 人生賛歌

君を愛し、君が愛してくれたとき、


愛が愛を愛したんだ。


愛して生きて、愛して生きて、愛して生きて。


生きてるって感じたよ。


人生は生きるに値するすばらしいものだと感じたよ。


降りしきる雨は、あなたの涙の証。


夕日の赤は、血みどろのハートの色。


人生を生きた証の色。


愛して死んで 愛して死んで 愛して死んで


全体という大海原の中に死んだ。


目の前の風にそよぐ絵や、部屋や、風は私だ。


そう感じた。


ああ、すべてに見られている。


目撃してる私というのは幻想だったのだ。


今日も彼女にぼこぼこに、罵倒された。


修羅場だった。


最後は、和解してエッチした。


喘ぎながら彼女は言った。「赦して、赦して、赦して」


いつも、こんなことを繰り返している。


人生というナイトメア。


きらめく運命の刃は、あの夕日の中にあるシヴァの瞳。







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