小さな板の向こう側で

大好きなのに

会えないんだ 寂しいんだ

君のところへ飛んで行けない

自分がどうするべきなのか

理屈も規則もわかってるけど


最後に君と手を繋いだのは

思い出せないくらい前のことで

キスをしたのはもしかして

僕の妄想だったっけな


小さな板の向こう側で

君が僕に手を振っている

触れることはできないけれど

大切なものを教えてくれる

僕たちは今日も生きているんだ

いつかまた君と手を繋ぎたい


大好きだから

悲しいんだ 苦しいんだ

誰かのせいにしたいわけじゃない

自分がどうあるべきなのか

理屈も規則もわかってるから


最後に君を抱きしめたのは

思い出せないくらい前のことで

繋がったのはもしかして

前世の話だったっけな


小さな板の向こう側で

君が僕に手を振っている

再会の日は遠いけれど

未来はあるよと示してくれる

僕たちは明日も生きているよね

いつかまた君を抱きしめさせて


幸せを願いながら生きてる

僕たちはまだ生き延びている

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る