ログアウト
今日も元気にしていますか
私は相変わらずな感じです
いつも笑ってるわけじゃないけど
ずうっと辛いわけでもないから
プラスマイナスゼロの日常
たぶん上々なんじゃないかな
あなたのいない寂しさには
ようやく慣れたところです
思い出したら切なくなるけど
お腹も空くし眠くもなるから
気力体力それなりの日々
楽しんでるから大丈夫だよ
普段は意識してないけれど
時々は声を思い出します
まるでメープルシロップみたいな
とろりと甘いその声を
こっそりと思い出すだけで
あたたかい気持ちになるんです
心の奥に残った声を
紅茶に入れて飲んじゃおう
氷は少なめのアイスティー
もう夏になっちゃったからね
ミルクは入れても
タピオカは入れないよ
もしも一緒に飲みたくなったら
いつでも誘って下さいな
仮想現実でティータイム
場所はあなたが選んでいいよ
どこにだって行くよ
あなたがいるのなら
グラフィックボードは新調したし
ドライバアップデートも完了
ゲーミングマウスの設定もオッケー
ボイスチャットもオンになってる
あとはあなたのお誘いだけだよ
ずっとずっと待ってるのよ
ログアウトしたままのあなたを
(初出:2019/8/3)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます