呟き 11

十一月二日/三日


溢れ出す君の欲望の滴が

目から零れて頬を伝うよ


指先で想いを紡ぐ僕たちは

プラトニックに繋がっている


大好きと震える声で君が言う

主語がないから恐ろしいんだ


どこまでも二人 手を繋いで行こう

天国なんかなくてもいいさ


劣情も思慕もそこにはないけれど

敬意を抱いて共に歩もう

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