キャロル・エンド・ナウ
鯖田邦吉
CEN大百科
ラーディオス、及び人類側戦力(2019/03/07update)
※この章はいわゆる設定資料集、事典、怪獣図鑑的なパートです。
※初めてお読みになられる方、特にネタバレを嫌う方や作者が作品以外で語るのを是とされない方は目次に戻って、序章『ユニークな書き出しを期待する読者の失望』からお読みください。
《履歴》
2019/03/07 ラーディオス・ワイルドバーニング追加。
2018/12/07 ラーディオス・ストレングスレッド、スーパーグスタフ追加。
2018/10/07 ラーディオス・テクニシャンシルバー追加。
《目録》
●ラーディオス(オーディナリーグリーン)
●ラーディオス(テクニシャンシルバー)
●ラーディオス(ストレングスレッド)
●ラーディオス(ッワイルドバーニング)
●CAT-056
●スーパーグスタフ
現在開示可能な情報(順次追加)
●ラーディオス(オーディナリーグリーン)
身長:50メートル
体重:2万5千トン
『全体的な形状は、ウミクワガタと人間を足して割ったようなものに見える。
人間というものを冒涜するかのような、やや前傾姿勢気味の歪な
ダークグリーンの外骨格には紋様を描くようにスリットが空いており、内部にはオレンジ色の燐光を放つ不快感を煽る粘液が流動していた。
フリッツヘルメット状の頭部から天に向かって伸びる、甲虫めいた2本の湾曲した長い角。
口元からは
顔面には2対の複眼がネオンサインめいて不規則に色を切り替える。
首元には歪な形状の黒い二十四面体結晶が浮遊し、ミラーボールのように回転していた』
(本文より)
回転式拳銃デバイス「レヴォルバー」によって出現する巨神。
その出自は謎に包まれており、ラーディオスという名称、
そして武器の名前も辺村が勝手に名付けたものに過ぎない。
ちなみに名称の意味は、
エジプトの太陽神ラーとスペイン語で神を意味するディオスに、
更にラテン語で光線を意味するラディウスをかけたもの。
おまけに強力な兵器として、ラテン語で剣を意味するグラディウスも入っている――とは辺村の談。
1度の連続稼働時間は350秒が限界。
ある程度の自己修復能力を持っている。
背面肩甲骨と脹脛には飛行用のブースターノズルが内蔵されている。
武装:
・ナックルショット
拳を握りしめると手甲外骨格が拳前面に移動、ナックルガードとなる。
・
右の掌に内蔵されたビームガン。連射が可能。
小型械獣なら至近距離をかすめるだけで撃破可能。
名前は『掌の槍』という意味。
・
『硬質な光』という意味の名を持つビームシールド。
左手首にある腕輪状器官から発生し、左掌の前に形成される。
・
外骨格表面に施された対光学兵器ジェル。
メーサーやビームを減衰させるが、気休め程度の効力しかない。
・アロンズケイン
腰部背面のラッチに保持された杖。
柄は伸縮・変形が可能で、ロングソード・ロッド・ロープ・ロングポールとして使い分けられる。
名前の元ネタは「アロンの杖(Aaron's rod)」
旧約聖書においてモーセの兄アロンがイスラエルの神から授かったとされる杖で、
エジプトでいくつもの災いを起こした。
なお、ケインとは奇術師の使うステッキ、
あるいは木や竹を削って作られる短い
・ラピサー・ソリスルクス
ラーディオスの出力リミッターを解除、
全エネルギーを棘鉄球状に形成し電磁誘導で投射する。
使用後には排熱が必要となる。
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●ラーディオス・テクニシャンシルバー
身長:48メートル
体重:2万トン
『ラーディオスはダークグリーンのウミクワガタから、ミジンコを銀色の人型にしたような姿となる。
2本の角は棘の生えた触角に変わり、外骨格は硬質でありながらどこか
威嚇するように敵を見据えるその目は、
(本文より)
メンカが肉体の主導権を握ることによりラーディオスが
劇中では主に「銀のラーディオス」または「メンカ・ラーディオス」と呼称される。
人間としては歪な体躯だったオーディナリーグリーンに比べると人型に近づき、
細身だが均整の取れた拳法家のイメージがある。
センサーの感度と運動性能が向上。高い回避能力をみせる。
反面、攻撃力と耐久力は低下。
武装:
・アルミュール・ピアサー
敵の装甲表面ではなく内部にダメージを与える技。
古武術の「鎧通し」「意勁」「裏当て」と同様のもの。
メンカの技ではなく、ラーディオスの右腕内部に仕込まれたギミックによるもの。
・攻撃反射
光学兵器による攻撃をソリッド・オレオールで受け止め、
相手に送り返すことができる。
・粘液化
不定形の粘液に変化することで拘束からの脱出や攻撃の回避を行う。
そのまま移動することも可能だが、攻撃や、長時間の維持、飛行はできない。
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●ラーディオス・テクニシャンシルバー
身長:50メートル
体重:3万トン
『双眼鏡の中でうずくまる巨神の体色は、暗緑色ではなく、くすんだ赤に変わっていた。
オオグソクムシのような蛇腹状の外骨格は、和洋折衷した甲冑のよう。
頭部からは鞭のような2本の長い触覚が伸びる。
いかにも頑丈そうな筋肉質の体型だ。』
(本文より)
メンカと仲直りを果たした後のスゥが使用する形態。
防御力とパワーが向上した形態。反面、移動力や運動性能は低下している。
蛇腹状になった装甲の隙間から圧搾空気を排出することでパンチやキックを加速させ、攻撃力を高めることが可能。
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●ラーディオス・ワイルドバーニング
身長:51メートル
体重:3万2千トン
『全身を流れる発光粘液が輝きを増し、マッシブだった赤いラーディオスの筋肉が更に膨れあがる。
腕も足も丸太のようだ。
2本の触覚は更に長く、棘まで生えた。
失われたはずの左腕が急速に復元されていく。
首が伸び、頭部が前方に向かって突き出す。
それは燃え盛る松明に似ていた。
あるいは翼をもたないドラゴンの形をした、燃え盛るマグマ。』
(本文より)
第3の人格、ヒグモが操作する紅蓮のラーディオス。
攻撃力に特化した形態で身体を包む炎を防具や武器として自在に操る。
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●CAT-056
全長:7.18メートル
全幅:2.48メートル
全高:2.68メートル
重量:14.8トン
最高速度100km/h
片側4つの大型タイヤを備える。
レーダーや通信システムの他、
暗視機能付フロントガラスやアサルトバンパー、
LED式光学迷彩インビジブル・モードなど多機能。
これに
つけることでメンカ達は地上に降下してきた。
武装は屋根に設置された機銃が1基。
最大乗員12名。
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●スーパーグスタフ
全長:400メートル
重量:計測不能
第2次世界大戦で使用された80センチ列車砲にあやかって
コールタール戦争で開発された移動要塞砲スーパーグスタフが
長い年月のうちに更に巨大化されたもの。
そのサイズはもはや都市砲と呼べるものである。
既に放棄されており、今では非斗の都となっていたが、
ジェロームによって再び兵器として目覚めることになる。
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