第8話 クリスマスに二人で

「クリスマスに二人で逢いましょ」と言われて、いくら待っても彼女は来ない。

 イブの夜、待ち合わせの場所の人は次第に減っていき遂に僕一人になった。

 翌日、彼女の話を聞くと「クリスマスは二十五日でしょ?」なぁんだ、フラれたわけじゃなかったんだ。

「イブは恋人と過ごすもんだし」

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