羅列する文字列
「しょうもない男ね。貴方。」
と蔑まれているようで、どうも自分に自信を持った女が苦手だ。
とは言ってみたものの、女に限らず、自信を持った男にも軽蔑に似た感情を持っている。
それはルサンチマン的な劣等感からくるものではなく、何か傀儡のように心が見えない事に対する恐怖心からきているのだと考えた。
僕は元々人間というものがよく理解できない。
理解が及ばないものに好意を抱けるほど僕は出来ている人間ではない。
以前「コンプレックスを持っている人を好きになる。」と知人に話したところ理解を得られなかったが、僕自身、その理由について理解できていなかったのだ。
コンプレックスを持つ人間との関係とは僕にとって実態のない免罪符である。
自己嫌悪の塊である身からして、互いの凹みを尊重し合える関係でないと僕は本当の意味で信頼できない。のかもしれない。
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