砂時計

人は誰しも抗う事なく時間に流されていく。

否、

抗う事が出来ない。

事象の積み重ねに「時間」という概念を与えるとしたならば。

我々はどのようにしても時間には抗えないのだ。

僕が煙草を喫している時も

液晶を触っている今でさえも

砂時計の砂はとめどなく流れ

記憶は過去の物になる。

今まで積み上げてきた岩の数々も

削られ

砂として流されるだけ。

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