人工甘味料

???

理解が追いつかない時

どう返事をしたらいいのだろうか?

「へ〜」や「そっか」等ではどうも味気ない気がしてならない。

愛想笑いを添えるが、まだ感情がだ。

本物ではない。

僕の返答はまるで人工甘味料の様だ。

本物の様な偽物。

僕の本物の感情は誰も知らない。

おちょぼ口のあの子もいい匂いのするあの子も笑顔が魅力的なあの子も。

知らない。知る筈がない。

隠していたら僕でさえわからなくなった。

僕の人工甘味料。

砂糖は何処に行った?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る