『涙の...』

画面の向こうで誰かが笑って 画面の向こうで誰かが泣いて 辛くて泣いてる人につられて泣いて 自分も辛くなんかなったりして 感情的に誰かを想って 理性的に不幸を引き止めたくて 1ミリでも誰かの為になりたくて助けられたらいいなって想っていた ただそれだけで良いと思っていた ふと我に返ると部屋には独りで誰もいなくて いるはずの人がいなくて涙を流している ただひたすらに流している その涙はとても熱くて瞳の奥まで溶けそうになって 自分のRealに耐えられなくて目を逸らして逃げても追い掛けて来て 気が付くと誰かの為でもなくて自分が辛くて泣いてる 痛くも痒くもないのに泣いている たとえ涙は枯れなくても止まるからまた30分前の自分に戻るんだ 泣いてる自分を置き去りにするんだ 生きたくて生きてやるんだ

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