『扉』
君は言った、抱え込まずに話してくれと
僕は言った、人に耐えられるほど軽くないと
それでも打ち明けて欲しいと願ってしまった君の想いを跳ねのけることは出来なかったのだった
君の愛する人が一日の中で死にたいと思う時間が沢山あったとしたらどうして耐えられる?
答えは皆無だ、君の辛さは僕にとって何万倍も辛いのに僕にも耐えられないって解っていたのに…
胸が詰まるよ
話すべきじゃなかったのかも知れない、結果は考えられたのに
知らない方が嫌だという言葉に甘えてみたくなってしまった
話してみたいと思ってしまった
僕は大馬鹿者でした
扉をノックする声を流していたのに、扉を遂に開いてしまいました
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます