第4回MF文庫Jライトノベル新人賞
個人的おすすめ作品ベスト3
1位 やってきたよ、ドルイドさん!
2位 ぴにおん!
3位 ミサキの一発逆転!
1位の「やってきたよ、ドルイドさん!」は森の動物たちを操るドルイドの末裔がヒロインの物語。そんなヒロインが普通(?)の学校にやってきてしまったのだからさあ大変。動物関係のドタバタ劇が巻き起こります。主人公も女性という男性キャラがほぼいないという珍しいタイプのラノベでしたが、これはこれでよかったと思います。ヒロインと一緒に動物も愛でられる人にオススメ!
2位の「ぴにおん!」は超能力を持った主人公がある日可愛い女の子に求婚されるというストーリーのライトノベル。しかし、もちろんその女の子はただ主人公が好きだからという理由で近づいてきたのではなかった……。超能力を使ってバトル小説ではなく、ラブコメにするという当時としては珍しい形式だったのではないでしょうか。タイトルは伝説的な軽音楽部のアニメを参考にしたのかな?
3位の「ミサキの一発逆転!」はパワフルな女の子が通っている学校で肖像画が破られるという事件が起こり、親友が疑われてしまうところから話が始まります。もちろんその女の子は親友を助けるために奔走。そして逆に怪しい男に捕まってしまう。とにかくストーリーが次から次へと展開していく様は読んでいてドキドキしました。予想のつかない展開にあなたはついてこれるか!
その他の作品の感想
「ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート」:殺されるだけに存在す「イケニエビト」や人の記憶を食らう「タマシイビト」など、なかなかハードな設定・ストーリーの作品。そういう重い話が好きな人にオススメ。
「二人で始める世界征服」:ファンタジー要素が入ったラブコメ。どうやら投稿作と出版された本とではヒロインの扱いが変わっている模様。誰がどう変わっているのか、それは実際に読んでみて確かめてみましょう!
「この広い世界に二人ぼっち」:オオカミに求婚され、それを受け入れた女の子の物語。内容としてはけっこうシリアス。でも重い感じではない不思議な作品。
「ナインの契約書」:ミステリーっぽい短編集なのかな? 三篇ほど収録されており、毎回語り手が違います。それでも共通したキャラクターはいるので安心して読めました。
総評
今回は明るい話に重い話と明暗に強弱をつけてきた印象です。明るい話は本当に明るいんですが、重い話はとことん重い。MF文庫新人賞の印象としては明るいラブコメのイメージが強いので重い話はなかなか新鮮でした。この回以降は基本的に明るい路線で言っているようなので、重い話は評判がよくなかったのかなぁ?
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