思い出になった少年
金歯「昨日、家族旅行で『あらゆる種類の快楽が揃い、体験できる幸せの国』へ行ってきたのさ。みんなには快楽グッズのお土産があるでおじゃるよ。公式マスコットのエクスタシー君のストラップでおじゃる」
ルナちゃん「うれちー!!」
ナウマン象「きゃー抱いてー!!」
ヒロシ「うれしー!!」
金歯「ヒロシの分は、ない。まぁ、そのうち思い出話でもしてやるでおじゃる。思い出こそが最高のお土産でおじゃるからな」
ヒロシ「むきー!!」
マルぼん「ならばいただこう、貴様の思い出!!」
金歯「な!?」
マルぼん「『思考吸引管』この管を相手の頭にさすと、思い出とか考えを吸引できる。えい!!」
金歯「朕の思い出が!! 薄れていく!! 楽しかった思い出が!! むきー!!」
マルぼん「吸引完了! 管に繋がったこのペットボトルに、金歯の思い出が液体になって収められているぞ。さあ、これを飲めば思い出が堪能できるぞ」
ヒロシ「なるほど。さっそく飲むぞ。ごきゅごきゅって、ああー!!」
ヒロシの髪の毛が、光の速さで白髪になりました。
ヒロシ「やめ、やめ…やめてくれよ。やめてくれよ、僕、人体の解体なんてできないです。のこぎりは大工道具なんです。うひ、血が! 血がー!!」
金歯「むきー!! 『あらゆる種類の快楽が揃い、体験できる幸せの国』で体験した、快楽殺人犯向けのアトラクションの思い出も薄れていくでおじゃる!!」
思い出は個人で楽しむものです。ご利用は計画的に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます