やんちゃ坊主やんちゃダーリン

ヒロシ「やだよやだよ、こんなの食べたくないよ」



ママさん「好き嫌いばかりしてはいけないわ! やがて死ぬわよ!」



マルぼん「奥さん。お子様の好き嫌いにお悩みですか。そんなときは、こいつの出番。『大好物弁当箱』。この弁当箱を開けた人は、中にはいっているものが大好物になるんだ。たとえ苦手で大嫌いな食べ物でも、大好物になって、バカみたいに喰らいだす!」



ママさん「まぁ。さっそく使ってみるわ。よし」



 用意ができたようで『大好物弁当箱』をヒロシに差し出すママさん。言われるまま、弁当箱を開けるヒロシ。その瞬間、目の色を変えて、弁当箱の中身を喰らいだすヒロシ。やがて口から出血。歯も折れた!



ヒロシ「うまいうまい。なんてうまいものを食わせてくれはるんや」



 驚いたマルぼんが、弁当箱の中を確認してみると。



マルぼん「ヒロシ…それ、それ石だぞ、石」



ママさん「好き嫌いがなくなってよかったわぁ」



マルぼん「ちょ、奥さん!」



ママさん「ヒロシってば、いたずらが好きだから、しつけ(日本語でいうとぎゃくたい)のため、石を食べてもらおうと思って。でもいやがるの。自分の意思で食べているから、しつけ(日本語でいうとぎゃくたい)じゃないよね、しつけ(日本語でいうとぎゃくたい)じゃないよね! よかったわぁ」

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