ミズカラコードDG

 マルぼんとヒロシは一緒にスーパーへ来ています。



ヒロシ「へえ『バックを持参してきたら、レジにてビニール袋代5円割引』だって。へえ」



マルぼん「限りある資源を大切にすべく、こういう運動を推進しているお店が増えているね」



ヒロシ「よい運動だよね。そうだ。微笑町の全てのお店が、こういう運動をするようになれば、きっとすばらしいことになるよ! いつしか自然の一部であることを否定し始めて、自然からのしっぺ返しを喰らっている我らおろかな人類が再び自然の一部へと回帰し、風や雲と遊び、草花を友とし、太陽や月の光にあこがれる。そんなチャンスきたんだ。うへへへへ。愚かな人類が自然に許されるかもしれないんだ。ふへへへへ」




マルぼん「『ミズカラコードDG』。この薬を飲んでみろ。この薬を飲んでから、自ら進んでなにかをすると、なにかいいことがある」



 薬を飲んだヒロシが、ジョッキを持参とある居酒屋へ行ってみると



店員「持ってこられたジョッキに、ビールをお注ぎしますね。若干割引させていただきます」



ヒロシ「ちょっとうれしい割引だ」



マルぼん「『ミズカラコードDG』の効果は絶大だね」



ナウマン象「下天は夢。下天は夢なんだよ!  俺の森蘭丸はいずこ!」



ヒロシ「あ、ナウマン象も来ていたんだ」



ナウマン象「おまえなんか、俺の森蘭丸じゃないダス!  死ぬダス!」



 酒の臭いをぷんぷんさせながら、ヒロシに襲いかかるナウマン象。ヒロシはとっさに、持っていたナイフでナウマン象を。



ヒロシ「あああ。僕はなんてことを」



 ヒロシは警察に自首しました。自首したということで、裁判ではそこらへんを考慮に入れた温情判決が下され、それなりにはやく出てこられそうです。。



 マルぼんは、自首したヒロシによいことがおこるようにしてくれた『ミズカラコードDG』の効果は絶大だと思いました。

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