34 真面目な人

極めて生真面目な人が、我も人も乱れ遊ぼうというようなときに、固く礼儀正しくするのは良くないことだ。もし人々が会合して、無礼講で騒ごうというときに、重々しく振る舞えば、かえって人にはもったいぶったやつだと思われて、こちらの接待を拒絶されているのだと思われて、不愉快に思われるだろう。そのような時には逆に自分のほうが軽々しく興じているように振る舞うべきだ。ともかくどのようなときにも人に従って、場に合わせて振る舞うべきである。

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