二人きり
休日にて―
『うふふふふ』
「どうした?」
『計くんが私の部屋にいるのが久々だなーって思って』
「そういえば、そうかもな」
『……ねぇ、計くん。今日は両親ともいないの。……ドキドキしちゃうね』
「ドキドキか」
『二人きりだからかな。体も火照ってきちゃった』
「……そうか」
『計くん……』
ピピピ。ピピピ。ピピピ。
「39.8℃。うん。風邪」
『違うよ!この燃え上がる体と高鳴る胸は、計くんと二人きりでいるトキメキだよ!』
「高熱と動悸だな。それは」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます