記憶喪失

目が覚めると目の前には知らない人たち


知らない人たちは私を知らない名前で呼ぶ


だから私の中に名前を探すけれど


何も浮かんではこなくて


不安で不安で


焦って思い出そうとすれば頭が痛くなって


目の前の知らない人たちはゆっくり思い出せばいいと言ってくれるけれど


私の中に何もないことが


ただただ怖ろしくて

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