須王龍野(“vs アルファベット”参加用)

有原ハリアー

概要

須王龍野について(改訂版)

名前:須王すおう龍野りゅうや


外見:筋骨隆々の大男。詳細は本編の「キャラクター紹介(主要キャラクター)」参照。


性格:面倒見が良く、優しい。


経歴:地方の高校一年生かつ魔術の初心者(数ヶ月くらいの経験)。


装備:鎧(フルプレート)と大剣。なお外見から「黒騎士」と呼ばれているが、ロボットと表現するのが近い。


兵装・攻撃方法:以下に列挙する。

※大剣……無骨なデザインの、両刃の大剣。

 柄25cm、護拳(手を防御する部分)5cm、刃渡り120cm。


※バイザー……ダイヤモンド製のバイザー。兜に装備されている。

 ヴァイス(龍野の恋人)の魔力により、透明度が増している。

 しかし後方は仕方ないとしても、側面は見づらい(つまり死角が広い)ため、魔術的措置で視界の確保を行っている。


※鎧・兜各部の刃……トゲのように突き出ている。

 魔力を纏わせているため、触れれば切れる(分子カッターと化しているため)。

 見た目は禍々しく、まさに「全身凶器」と呼ぶことが出来る。


※排熱孔……直径はマイクロメートルに満たない孔。

 熱を水蒸気として排熱するために装備された。

 無数に存在するが、通常龍野に悪影響は及ぼさない。

 なお、毒ガスや生物兵器も、(魔力との複合効果ではあるが)ブロックする。


※ビーム射撃……剣先に魔力を凝集させ、直線状に発射する。

 威力は厚さ10cmの鋼鉄板を容易く貫通する程。


※魔力解放……魔力を身体に集中させたのち、急激に解放する。

 威力は要した魔力に比例する(龍野本人の意思で、自在に調節可能)。

 全方位に攻撃するため、(射程内限定ではあるが)例え地中(対象に収めるのは任意)や空中(攻撃範囲は「球状」のため、こちらは自動的に範囲内となる)にいようと関係無く攻撃可能。

 魔力の消費量が多いのが欠点だが、龍野の魔力量では問題ない(後述)。


※「重量調節グラビティ」……龍野の特殊能力(後述の“魔術”とは違う)。

 「接触しているあらゆる物体」の重量を、下限は0g、上限は無しで自由自在に調節可能。


能力:『土』属性の魔術を行使する(この中に、上述の装備を生成することも含まれる)。


魔力:上述の能力を発動するのに必要な力。質と量で比較されるが、龍野は質も量もトップクラス(ガス欠がほぼ起きない)。


戦闘実験参加の経緯:以下に物語の様式で記述いたします(なおこの物語は、本編のIfです。本編と直接の関係はございません)。


「龍野君。魔術師として、貴方に仕事を依頼するわ」

 昼休み、ヴァイスから有無を言わさぬ勢いで封筒を渡された俺は、黙って封を開いた。

「あん?」

 手紙の文面を見て、俺は驚く。

 ヴァイスも俺の肩越しに、文面を覗いているようだ。


 そこには――”魔術印”が、刻印されていた。


「本部からの依頼ってか。断る余地はねえな」

「ええ」

 ヴァイスの返事を聞いた俺は、すぐさま手紙を開いた。


「須王 龍野 殿

 ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティア 殿


 貴公ら二名を、「異界電力ベイエリア」なる地の調査任務に派遣する。


                              魔術師協会本部」


 この文面の直後に、所在地が記されていた。

「さて、ヴァイス」

「何かしら?」

「世話になるぜ。お前と、お前等のエアタクシーを」

「ええ。いつでも頼ってちょうだいな、龍野君」

 俺達はすぐさま支度を始め、「異界電力ベイエリア」に向かう事にした。


 三十時間後。

 支度と準備を終えた俺達は、「異界電力ベイエリア」に足を踏み入れた。

「さて……調査開始だ」

「ええ(そう言えば、私にはもう一枚手紙が届いていたのよね。文面曰く……『今回戦闘を行うのは、須王龍野のみである。貴公は監視を兼ねた観測と、その結果報告という任務に集中せよ』と)」

「ん、ヴァイス?」

「いえ、何でもないわ龍野君」

「そうか」

 俺は一歩を踏み出そうとする。

 だが、直前でヴァイスに呼び止められた。

「龍野君。緊急時には、魔術行使を許可するわ」

「わかった」

 俺は今度こそ一歩を踏み出した。


 こうして、「異界電力ベイエリア」の調査が始まった。

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