第296話 短歌の書き方を憶えました。

 なんでも憶えたてで調子に乗っているときが一番楽しい(半可通)。

 楽しくなかったら、すでにやめている。

 公募ガイドに恋愛短歌の作り方キットが載っていたの。


 テーマこそ恋愛だけれど、文章の組み立て方の基礎が書いてあるから。

 非常に助かった。

 そして楽しい。


 ここに書いておこう。


 ①いつ?

 <9月>

 ②どこで?

 <市内で>

 ③誰と?

 <母と>

 ④なにをした?

 <ドライブ・買い物をした>


 ❶周囲の状況や心情を表す単語を書く。

 <ペンとノート・熱い日差し・苦笑・台風・けだるい・9月上旬・遮光板>

 ❷その他にも思いつくフレーズを書こう。

 <あたたまったノート>


 一、一番伝えたいものは?

 <創作したいと思っていたのに、ノートすらさわれない暑い日だった>

 二、一を下の句にする(七七)

 <熱中するのは創作がいい>

 三、そのときの状況を上の句にする(五七五)

 <太陽がダッシュボードにてりてりと>

 四、合体。

 <太陽がダッシュボードに照りつける>

 +

 <熱中するのは創作がいい>


 *豆知識。

 つい使いたくなる<に・が>は<の>に置き換えると質が上がる。


 整えて、

 <照りつける ダッシュボードの太陽よ 

 熱中するのは 創作がいい>


 さらに推敲。


 <照りつける ダッシュボードの太陽よ

 汗をかくのは 創作でいい>



 *この調子で何個かつくります。


 <ぬくもった ダッシュボードの紙とペン

 熟考すれども 未ださわれず>


 <役立たず 遮光板たらアッチッチ

 こころ乱れて 短歌が書けぬ>


 <買い物に 恋を求める長い旅

 まぶしいほどに ノート真っ白>


 <さわれない 車中のノートポッカポカ 

 アツい作品 未だ書かれず>


 最初に作ったものと、上記の上から二番目くらいは、母に見せてもいい感じです。

 三番目以降は、ちょっと笑えるけれども、この際笑いは狙っていないので除外します。

 でも、公募に応募しちゃおう。

 楽しいなー。






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