第224話 2020/04/10/金 満足したらおわりなのよね

 デジ画に挑戦し始めて、もうすぐ2か月が経つ。

 デッサンの大切さが身に染みてきたから、ちょうどいい頃合いだ。

 ツイッターで今、UPしているスコちゃんの絵には思い入れたっぷりなんだけれど、それが強すぎるとデッサンが逆に残酷になってしまう。


 あるていど、この絵はこのように見せたい、という計算がなければ、見たまま描くことになるが、それが少々泥臭い。

 嫌いじゃないんだけれど、技巧が欲しいと思ってしまう。


 だけど、たまに、とてつもなくかわいいスコちゃんの画像が撮れたりして、写真以上にかわいくかける自信がなくなってしまうことがある。

 かわいいスコちゃんの画像……見入ってしまって、絵に描き起こせなくなってしまう。

 デッサンを描かずに、絵を描けば、腕は落ちる。


 でも、あんまりかわいいから、ぜひ描きたい。

 で、落ちた腕で描き始めるから、思い入れ一辺倒の絵になる。

 なさけない。


 けれど、出来上がってみると嫌いになれないのだった……。



 くそー、リベンジするぞー。



 って思っているうちは、飽かずに描き続けられるだろう。

 実はオリジナルキャラをうまく描けたことが、小学生の時にあって。

 どこから見ても、それなりだった。


 しかし、それなりの絵にわたくしは飽きた。

 そのとき、できうることは注ぎ込んだ。

 上を見ることはせず、下も見ず。


 だけど、いったん満足したら、それ以上追及する気が起きない。

 だから、ちょっとは隙のある絵を描き続けている。

 自分はまだまだ、と思い続けて成長したい。

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