第191話 え? これわたくしの絵?

 と、思う瞬間があります。

 いい意味と悪い意味があります。

 自分の絵がよく見えてしまうときと、粗ばっかり見えてしまうとき。


 自分の目は自分ひいきだから、なんとか絵の意図をくもうと、よく見てしまいますが、それでも、粗がないわけではないのです。

 毎日描いていると、手馴れてきて、線の描写を省いたり、力が抜けてきたりします。

 それがよい効果のときもあれば、雑にうつる時があり、粗ばっかりだと、無気力感にさいなまれます。


 しかし、愛するものを描いていると、勇気がわきます。

 下手でも、これは自分の愛するものなのだ、と思うと心底愛おしい。

 だから、絵を描くときは、好きなものを描こうと思います。


 デジ絵ははっきり言って、線がゆがんで見れたものではありません。

 しかし、はみだした線の処理や、塗り残しの処理は、慣れてくれば、そして注意深くなりさえすれば、しだいにきれいにやれるようになります。

 そうなったら、最後に大切なのは、くじけないで描くだけの体力!


 脳筋ではありません。

 ものを描くには、体力必須! 胃腸も強くなかったら、食べ物が栄養になりません。

 手の感覚を、線の強弱を、身に着けるのにも、やはり基礎体力。


 今日はロボットの顔を初めて納得いくように作れました!

 もちろん、粗はありますが、今までで格段とうまくなった。

 これでやっと、スタートラインが見えてきた(そこ!?)。


 がんばるぞー!





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