第104話 2019/11/16/土 お休みどころじゃなかった……
夕べどうやら、今日はお休みする旨書いたらしいんだけど、今日は地区センターでの文化祭が行われていて、母に誘われてのこのこついていった。
絵画や生け花、手芸、ちぎり絵、ちりめん細工、どんぐりのやじろべえとか、毛糸の加工ネックレスも作ったわ。
トン汁と酵母パン、あったかくておいしかった!
絵画は、玉ねぎを生き生きと描いていたのが一番印象深かった。
精緻な筆致で、新鮮なのがつたわってきて、おいしそう! って思った。
眼福。
生け花は、どの角度から見ても絵になるのがすごいわ。
覗きこむようにして鑑賞すると、活けた人の目線に立てる。
花と花がささやき合うように活けましょうっていうのが、御室流らしい。
苛烈な表現の中に、小さな白い菊を織り交ぜて、可憐さやいたいけな気持ちを垣間見させるのもあり、そりゃあすてきだった。
情念のようなものを感じた。
なんだろ、赤い炎みたいな百合? をいっぱい使っていた。
紅い実をいっぱいつけていて、風になびくような枝を活けたものは、祖母がほめていた。
女性らしいと思った。
さすが絵になるなと。
生け花のお教室では、既存の花器を使っていけることがほとんどだそう。
面白いのがあって、生ける人が自分で選んできたのかと思ったから、ちょっとお話聞いてきました。
花と花が顔をそむけないように活けてるんですって。
手芸は、10年前の型の蛇の目ミシンとかで刺しゅうをしているらしい。
動物の刺しゅうがあったから、上にかぶさってるのをよけて、スコティッシュフォールドの刺しゅうを探した。あった。
祖母にスコちゃんの由来を話していると、後ろから、おばさま方がワイワイ言い出したので場所を移動して、レース編みの色合いがきれいよと言い合った。
ちぎり絵なんて、水彩画かと思うほど繊細で、写実的。
富士山の見える花畑は、ネモフィラという青い花で、広々と大地を埋め尽くしている姿が、本当にきれいだと思った。
ちりめんは、うまく扱えないうちは、きれいにできそうにないな、と感じた。
ちょっと難しそうなの。
体験が1,000円っていうのも、お高いなー。
300円のクリスマスリースを母がプレゼントしてくれた。
今年は買わないつもりだったけれど、ま、いっか。
スコちゃんがいれば、飾りなどなくても寂しくはないから。
母は地元の名家である白井さんちのお野菜を買っていた。
にんじん、葉っぱつきの。
名家の人って農業やってるの? ちょっとおもしろいな。
猫用ケージを買うつもりだったけれど、そのままららぽーと横浜に。
妹の息子を遊ばせるので見ていてくれという話。
わたくしが母に、どんぐりのネックレスをあげたら、母はKくんにあげようとか言っていたけど、その場になると忘れちゃった。
Kくんは猫アレルギーなんだけれど、猫自体は嫌いじゃなさそうなのでスコちゃんのことをちょっと話したら、二、三質問をして、会話を盛り上げようとしてくれた。
そういうところ、好きだなあ。
あと、ボールハウスのボールを外にぶちまけてしまった人がいたんだけど、もう、帰るところだったKくん、なんの私心もなく拾いに行ってあげていた。
優しい子なのよ。
えらいのよ。
みんなで褒めてあげた。
うちに来た時も、スコちゃんの写真をほめてくれたので、ドア越しにおしゃべりをして、庭から網戸越しにスコちゃんを見せてあげた。
だけど、残念ながら、口で言うほどKくんは大丈夫そうじゃない。
アレルギー、治るといいよね……。
神様に祈念していいかな。
「信仰を捧げます。いつもありがとうございます。スコちゃんが無事に元気に育ちますように。みんな仲良く元気に長生き! Kくんのアレルギーが治りますように」
って……。
大人になったら治るのかな、猫アレルギーは。
あ! それと……出かける直前に、昨日書いた短編をカクヨムに下書き投稿しておいた。
帰ってきてから予約投稿にした。
うん、いい調子いい調子!
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