第60話 スコちゃんをお迎えした!

 かわゆい。

 ペットショップでひとめぼれです。

 消費税が10%になっているのを忘れてて、母に借金してしまったけれども。(生々しい話)


 ペットシーツと短毛用ブラシと、お手入れスプレーと、あと爪とぎマットとエサ皿、成長期後期ネコエサ、それから、汚れ除けシート。

 それらをそろえてからペットショップへ行ったら、お金が余裕なくなってて。

 でも、彼女のこと以外、考えられなくなってて、迷わず親を頼ったわたくし。


 家について部屋に入れると、車の中でわあわあ鳴いてたの嘘みたいに、時計回りにぐるりぐるりと慎重に調査を始めた。



 この子の興味はわかりやすいんだかわかりにくいんだか。



 扉のノブにかけておいたドリームキャッチャーのネックレスの鳥羽にそ、っと前足をかけました。

 そして今日買ったばかりの、ルフィフィギュアの頭をかみました。

 PCを打つわたくしのそばへ来て、ぴたっと体をつけて寝そべりました。


 純粋無垢な彼女をさっそく、スマホでパシャリ。

 印刷しようとしたら、コピー機のインクが減ってて低画質。

 こんなの飾れないやいと思って、PCの中に保存。


 いろいろやりましたが、スコティッシュフォールドはあまえんぼさんだとわかりました。

 今、隣のマットでうとうと目を閉じてます。

 鳥羽が好きそうだったから、何度かじゃらしてやったんで、疲れたんでしょう。


 しかし、後足が開いたまま寝そべるから、病気かと思ってググったら、スコさんはそうなんだって。

 ああ、そういえば、前にスコさんお迎えしたいなと思ってた時期があり、調べたんだった。



 あ、彼女、耳だけこちらに向けて様子をうかがっています。

 先ほどPCに乗っかるから、ダメよと言ったので、離れてってしまったのですが、彼女なりにわたくしと距離をはかっているようでもあります。

 もっとあまえてもいいのよん。


 しかし、子猫って体温が高いのかな。

 頭を撫でたら、熱があるように感じたのだけれど。

 病気じゃないよね?


 メスネコって、そっとなにかを察してくれるのでやりやすいです。

 放っといてほしいときはそばにこない。

 こんなに、最初から息が合うのは、やはりペットショップの子だからかなあ。


 犬のように、かまえかまえとアピールしないので、気楽です。

 お散歩必要ないし。

 必要があれば、首輪とリードをつけるけれども。


 しかし、スプレーが嫌いなのはどの子もかわりありませんね。

 せっかくボタニカルなのを買ったのに……しくん。

 でも、これでわたくしのしあわせな時間が来るんだと思うと、胸がほっこりします。


 ブルーとホワイトの毛並みで、瞳はルビー。

 立ち耳なので、純血種ならではの病気にも強い(はず)。

 いいこと尽くしで、スタートからうきうきです!


 そして、何かしきりと変なことをしてきます。

 ベッドに横たわってこれを書いているとですね……大ジャンプをして、ベッドの縁にアクロバティックな着地シーンを見せてくれたりとか。

 あと、何がきっかけかはわかんないんだけど、急にのどを鳴らしてご機嫌になる。


 ネコはミステリアスでたまんない!

 愛してるよー。

 再来月、避妊手術に行こうね!


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る