真珠

ー 真珠 ー


私の恋する人の 

眠れる心は 

静かな海の底 


私は波間に見た 

澄んで 深遠な 

そしてやさしいその瞳


私の最愛の人は貝の中


私は彼女の笑い声を聞く 

そして輝きさえ見える


甘い魅力が私を引き寄せ

彼女のそばに 私は近づく


彼女は尋ねる


このような深いところ

暗い深淵と境を接している道中を 

どうやって来られたのですか?


神様が私の行く先をお導き下さりました

やさしき希望が私を駆り立てて

何も私を引き止めるものはなかったのです


真の珠 あなたを頂きに参りました

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る