第27話 いざない
どういうわけか、木曜夜九時のバスに乗って寝過ごすと、妙な所に連れて行かれてしまう。
先月はお祭りだった。大小様々の怪物が楽しそうに月を見ていた。大きな耳の怪物がお汁粉を売っていたので値段を聞くと、気持ちと答えたので百円渡すとえらく感動して三杯くれた。周りに分けると喜んで、一番よく見える場所を教えてくれた。
寝過ごそうと思っても意識すると上手くいかない。木曜日というのも良くない。金曜だったらもっとゆっくり遊べるのに。
何度か試して、木曜のそのバスはいつも同じ運転手さんだと気付いた。まじまじ見ると、視線に気付いた運転手さんは一つ目配せ。気のせいかも知れないけど、制帽の下の福耳がぴくりと動いた。
改行・スペース抜き295字
Twitter300字ss企画 第七十一回 お題「眠る」
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