眠気が消えた。

みんな糸が切れたように寝てしまいました。僕もあるときふっと眠りについてしまい、高尾まで来てしまいました。


気を取り直し、乙女座を終わらす!


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ハデスに連れ去られたペルセポネ。最初はすごくびびっていました。でも、ハデスの人柄と、世界の三分の一を支配する超弩級の玉の輿ですからね。ペルセポネ、べた惚れです。


だから別れの日には、そこそこ悲しいムードが漂っていました。


「あなた……」


「泣くな、また会えるさ。道中腹も減るだろうから、このザクロを食べなさい」


ペルセポネは、ハデスが差し出したザクロを食べます。一つ、また一つと、四つを食べました。それは、悲しい別れの味がしました。


しかし、地上に戻り、その事をゼウスに話すと、ゼウスは頭を抱え、


「いやー、冥界の物を食うとね、冥界と縁きれなくなるの。四つかー、なら一年のうち四ヶ月冥界に行かないとね」


やっぱハデス様怒ってた。と気づいた、ペルセポネとヘルメスでした。


そのため、年四ヶ月、ペルセポネは冥界へ行き、デメテルが仕事放棄するので、作物が実りません。これが冬の起源と言われています。

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