ぶどう2018

信州塩尻は、ぶどうの産地の一つだ。

しかも、ナイヤガラという希少種が盛んに栽培されているから、全国から直売所なんかにたくさんお客さんが来る。


私の家も、ナイヤガラとコンコードを生産していて、直売所や農協なんかに出荷してる。

市場は安く買い叩かれてしまうので今年からは出していない。


ナイヤガラは昼夜の気温差が激しい寒冷地仕様。最近人気の大粒種無し皮ごと食べられるブドウの逆を地でいくタイプ。

種はあるし皮は食べられない。でも果汁が蜜のように甘く香りが良いので、食べ方を知っていればとても美味しい。


シャインマスカットやナガノパープルなんか話にならないくらい美味しい。


しかも、最近人気のぶどうは1房1,500円くらいするでしょ。


ナイヤガラは安く手に入るんです。


直売所に行けば、とれたての新鮮なやつがだいたい3〜4つ入って300円程度。2キロ入り箱で8〜9房入っても1,300円。中くらいの大きさだから、食べ応えもある。


まあ、人気のぶどうが悪いとは言わない。十分美味しいし。


でも、ナイヤガラやコンコードみたいに、安くて美味しいぶどうもたくさんあるから、コスパ考えてそっちにするのもアリかもと。


ちなみに、ワインやジュースの材料に向いているコンコードが、生食で美味しいと知っている人もわずかにいる。


ぶどうは品種も多いし、味もピンキリ。ただ甘いだけのものもあれば、ワイン専用のものや、香りが高いものまで様々。


ちなみに、あのクソ高かったシャインマスカットよりも、ナイヤガラのほうが手がかるって母が言っていた。だからみんながシャインマスカットに手を出して価格が暴落したんだと。


ぶどうも悲喜こもごもねぇ。




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