第12話 二律背反ではないはずだ

 そうだ。きっと違う。二律背反ではないはずだ。


 コメントいただきました。結城藍人様からです。


◇◇◇◇

本当にファンになったら、金出しても本買いますよ。

実際、私もWeb版と何一つ変わってない書籍買ってることはよくあります。

イラストは付くけど、そんなにイラスト気にする派じゃないんで(笑)。

ケータイ小説の頃から、タダで読めるものを何冊も買う人間は居ました。

自分用、保存用、普及(人に貸す)用って。


そこまで行かなくても、電子ブックに金払う人もでるかもしれない。

「小説を読む」人口を増やすことは大事。これ本当。

その入口にWeb小説があるのは決して無意味じゃないでしょう。

そうでなきゃ、そもそもKADOKAWAが金出してカクヨム作ったりしないかなと。

◇◇◇◇


 結城様、ご意見ありがとうございます。実は私も同意見だったりします。肝はここです。

>「小説を読む」人口を増やすことは大事。これ本当。


 前回、あんなあんな終わり方して、本当に行き詰ったと思ってる人はいないでしょうね。いないと思います。あれはまあ、洒落みたいなものです。

 つまり、なろうとかカクヨム等の無料サイトに書籍を購入する層が食われる事はあっても、その実数は少ないと思う。むしろ、気楽に入り込めて楽しめる。小説に親しむ層が増えると思うのです。立ち読みは嫌がられますが、web小説ならやりたい放題ですよね。読みたいだけ読めるし、自分に合わなければ止めて他の読めばいい。そして、気に入ってファンになったら美しいイラスト付の書籍に興味が出る。欲しくなる。そうですよね。


 普段小説を読まない買わない層にアピールできる可能性がある。無料サイトの特徴の一つだと思います。ツイッターでクリックしたら小説ページに飛んでしまった。読んでみたら面白かった。もっと読みたいな~みたいな流れと狙ってるところはあるんじゃないかな。


 今回の結論。

 無料サイトを盛り上げて読み専さんを増やすとKADOKAWA様の利益が減るのではないかという危惧があるが、むしろ、読者層が広がり結果的には売り上げを増やすか逓減率を抑える方向に動くと考えられる。

 

 以上。本日はここまで。

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