「我慢しなさい！　まだイッチャァ～、ダメよ！！」

　無理強いだ。

「う、ゥ…ン。」

　ボクは必死に我慢するしかない。

　だが、その時、派手にお腹がグゥ～ッと鳴った。

「あ……！！」

「……！！」

　思わずボクと藤峰子は顔を見合わせ、吹き出してしまった。

「プッフフ……、何、そんなにお腹が空（す）いたの？」

「う、ゥ…ン！！」

　ボクはかすかに頷いた。

　そう言えば、いつから食べていないのか。

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